収穫の秋にふと思う 人生はいま、何色ですか? 2017年11月号掲載

収穫の秋にふと思う 人生はいま、何色ですか?

秋という文字からは、詩人である北原白秋。そして、この白秋という文字からは、中国の五行説で季節を表す異称、「青春、朱夏、白秋、玄冬」が思い浮かびます。それぞれに対応した年齢もあり、青春は16歳から30代前半、30代前半から50代前半が朱夏、50代前半から60代前半が白秋、60代前半以降は玄冬と表されます。若い頃は、文字通り青春。朱夏は子育ても真っ最中でいちばん大変な時期で、まさに朱夏という感じ。落ち着いた60歳前後が白秋というのも納得。そして60代前半以降になると、熟練した人生の「玄人」という感じがしますので玄冬。四季の色にも深い意味があるのですね。
秋は「白」と表現される一方、紅葉やカボチャのオレンジ色も秋を象徴する色といえます。カボチャといえば、ハロウィンでも大活躍。栄養的にも優等生ですから、パンプキンパイやスープ、煮物などにして大いに味わいたいものです。中国五行説などのかたい話題からすぐに食べ物の話に移るのも、誰もが食いしん坊になる秋の仕業です。さて、秋は収穫の季節。人生も60歳前後が収穫の時期。ずっと頑張ってきた成果が、大きな実りとなります。年齢を重ねることで、振り返ればそこにはそれまでの道のりに花が咲き誇り、彩り豊かな人生となることでしょう。