神様に見守られながら真っ白な気持ちで迎える新年 2017年1月号掲載

神様に見守られながら真っ白な気持ちで迎える新年

お正月には食卓にいろいろなごちそうが並びますが、おせち料理と共になくてはならないのがお雑煮。地方によって味噌味や醤油味だったり、また丸餅や角餅であったりしますが、家庭の味がより顕著に出るのもお雑煮の奥深さかもしれません。そもそも昔から日本には、元日になると神様がやってくるという言い伝えがあり、神様にお餅をお供えし、そのお餅を御下がりして家族で分け合って食べることで、神様からの恩恵や加護を受けて今年一年頑張ろうという意味が込められています。このほかお餅は、赤ちゃんの健やかな成長を願う「ふませ餅」や、家の上棟式にその家の厄を払うために投げる「棟上げ餅」など、白い餅そのまま、または紅白餅としていろいろな縁起物として用いられます。
また、「餅」がつく慣用句にもいろいろなものがあります。お正月にあえてひとつ挙げるならば、「ついた餅より心持ち」。「人から餅をごちそうしてもらうことはありがたいことだが、それ以上に、ごちそうしてあげようという心づくしがありがたい」という意味です。人の優しさや思いやりに気づき、そして感謝する心をもって日々を過ごしたいものです。まずは、新年ということで、素直な真っ白な心で新たな一年を初めてみることにいたしましょう。